モアイ

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モアイとは、伊豆大島くらいの小さな島の海に面した高台に、人面を模したモアイ像が多数建てられています。島で産出される凝灰岩でできており、建造中に放置されたものも含め約1000体あります。顔だけのものが多いですが、中には胴や手足がついているもの、ふんどしのようなものを着けて日本の正座と同じ座法をしているものもあります。モアイは、島の内側を向いて立てられていたことが多いです。


東端と西南端の狭い切り立ったがけを除きほぼ島の全周にまんべんなく配置されています。おそらく祭祀目的で立てられたと推測されますが、実際の祭祀形態については諸説あり、定説はいまだありません。モアイが作られた目的が不明なのは、島民が奴隷として島外に連行され、さらに解放後、天然痘により島民の大半が死亡し、記憶も途絶え、島固有の文化である、文字板コハウロンゴロンゴを読めるものもいなくなり、さらにキリスト教布教の際、コハウロンゴロンゴが多数焼かれてしまい、これらのごく一部しか残っていないためです。


香川県高松市に本社を置く株式会社タダノが、1992年からクレーンなどをイースター島に持ち込んでモアイ像を起こしたり修復などを行い、使用後のクレーンなどをイースター島に寄贈している。これはTBSの『日立 世界・ふしぎ発見!』でイースター島を特集した際、「クレーンがあれば、モアイを元通りにできるのに」という知事の声を放送したところ、解答者である黒柳徹子が「日本の企業が助けてあげればいいのに」という内容の発言をし、それをタダノの社員が見ていたのがきっかけだと言われています。



 建設方法


モアイの材料となった石材は凝灰岩と判明しているが、凝灰岩は海岸周辺には存在せず、島内の山から切り出され、運ばれた可能性が指摘されています。考古学者のヘイエルダールが現地住人の協力を得て行った実験では、木製のソリに横倒しにして乗せ、大勢が縄で引っ張り、目的地についたらてこを使って立たせるという方法で、当時の人口・技術力でもモアイの運搬が可能であったことを証明しています。この実験では設置に12人で18日掛かったものが同島アナケナ・ビーチ近くの丘に残っています。


だが、その後の研究でモアイは完成後すぐに立てられ、立った状態で縄で目的地まで運搬された、という方法も示されており、この方法では横倒しにして運搬するよりも人数が少なくてもすむ上、効率も良い事が確認されています。また、「モアイは自分で歩いた」という現地の伝説の根拠にもなっています。


モアイイメージ


 超古代文明説


その一方で、超古代文明説を支持する者らは、こういった考古学上の調査に真っ向から挑戦しようとしており、幾つかの反論を行っています。しかし、そのいずれもが現代のイースター島の自然環境水準で考察しており、情報が最新のもので更新されていないまま「現代科学では想像できない超技術が存在していた筈である」という超古代文明説を支持する状態となっています。


 モアイの謎


モアイという言葉は、その語源ならびに意味は諸説があって特定に至っていないため、現在も不明です。だが、最大の謎は建造目的でしょう。この建造目的に対して、ようやく答が見つかりつつあります。近年の調査で、モアイの台座から人骨が多数発見されたのです。このため、「モアイは墓碑であった」という説が有力になりつつあります。


モアイのその独特の形状についても、起源が未解明です。他の地域の似たような形状の石像から起源が求められているが、いずれの説も特定には至っていません。中には、日本の猿石に起源を求める説もあります。また、南米のティワナク遺跡の石像群との関連も指摘されていますが、未だにどちらが先でどちらが後になるかの議論には結論を見出せずにいます。モアイの起源が完全に定説になる段階までに仮説を絞れずにいるその最大の理由は、モアイの形状があまりにも独特なために、イースター島以外では似たような形状の石像がほとんど存在せず、関連性を突き止められないためです。


モアイには目がはめ込まれていた事がわかっており、復元されたモアイには目がはめ込まれた物も多数存在します。目の材質はサンゴ質の石灰岩であることが判明しています。しかし、イースター島近海にサンゴ礁が無いことから、イースター島原住民の交易ルートがいかなる物であったか、という新たな謎が生み出されました。他の海域との交易が無ければ、サンゴ質の石灰岩をイースター島にて入手する事ができないからです。


モアイには帽子をかぶったような形の物も発見されています。これは当初地位をあらわす帽子か、女性の髪形を復元した物とされていましたが、その後は男性の結髪を再現した物である事が明らかにされました。これにより、「モアイは男性像である」という説が確立されました。


[参考]ウィキペディア


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